◆ 自然治癒力とは何か?
「自然治癒力」は、医学的な言葉では「ホメオスターシス(体内の恒常性を保持しようとする働き)」と呼ばれています。もちろん自律神経の働きに左右されています。
東洋医学では、「自然治癒力を高める」ことによって、病気を治します。といった表現をします。病気やケガで、何もしなくても時間が経てば良くなっていきますよね。手術の後、切った皮膚がくっつき再生したり、折れた骨もつながったり、寝れば疲れも改善する。全てが「自然治癒力」の働きです。 自然治癒力の働きがよければ回復が早く、自然治癒力の働きが悪ければ回復が遅いのです。
東洋医学では、まず病気になるにはそれなりの理由があるはずで、自然に治ることを邪魔している原因が環境や生活習慣の中にあるのではないかと考えます。
病んでいる部分だけを取り去ってしまうのではなく、病んでいる部分は他の器官や臓器などと互いに調和を取り合ってバランスを取ろうとしていると考え、自然治癒力、抵抗力、生命力といった人間の回復力をつけることを重視する治療を行います。
西洋医学のように、物質や数値を使わないかわりに、眼に見えないものや時間的な変化といったものを個々に分析していくので個人差に対応することができる医学と言えるでしょう。
これだけ熱を入れても「やけど」や「ヒリヒリ感」が一切ありません。
◆ 小学生の娘の歯が全部抜けそうです!両親からの悲鳴の電話!
私の男性患者さんの小学校4年の娘さんが、急に全ての歯が歯槽膿漏でグラグラになったと電話がありました。歯がグラグラするので歯科医に連れて行ったら、このままでは全ての歯が抜けてしまいます。といわれ慌てて私に連絡したとのことです。歯科医は、こんな酷い歯槽膿漏の患者は3人目で、他の2人は60代の半ば、小学生では見たことがない。あり得ない状況だといわれたそうです。歯科医では手に負える状況ではないので、県立病院で精密検査を受けさせて欲しいと紹介状を書いてくれ、白血病の疑いがあるので覚悟をして早く行ってください。そして心配なので、結果を教えてください。といわれたそうです。
私は状況を聞き、県立病院での検査をまず受けて、何と診断されてもとにかくそのまま帰ってくるように伝えました。結果は白血病ではありませんでした。そして県立病院(宮崎県)では、小学生のこのような歯槽膿漏の状況を経験したことがなく、原因不明なので今後の治療法が見つかりません。歯科医に再度相談してください。といわれたそうです。
さぁ、結果の電話がありました。白血病ではなく安心したのですが、原因不明で治療法がないので途方に暮れている。日に日にグラグラが進行し、抜けてしまいそうです。といいます。
そしてこの状況報告以外の事は、原因がわからないので何もないと・・・。(笑い!)娘さんは、とても可愛らしい子供です。でも歯が無くなると、大変なことですよね!この状況に対して、病院では原因がわからないからどうすることもできない!歯科医も、手立てがないというのです。
結果的に、私は自宅での治療方法を教えました。そして5日間で勝負はつきました。
(治療法に関心があれば、メールでお問い合わせください。)
その5日間の変化を歯科医に見せに行くと、変化に驚いて何をしたのかの質問攻めだったそうです。(笑い!)そして自宅での治療経過を毎週見せに連れて来てもらえませんか?そのような治療法があることを知らず、何故こんなに良くなるのかが理解できない。だから経過を勉強させてください。といわれたそうで、毎週、3ヶ月間は歯科医に見せに行ったようです。
患者さんは、どうなることかと思ったが、安心したと電話で言っていました。これは自然治癒力(基礎的)を一気に高めただけで、むしろ単純です。もう中学生になりますね!
詳しくは、治療日誌の体験談をお読みください。
◆ 自然治癒力 = 基礎的治癒力 + 積極的治癒力
自然治癒力は、自律神経の働きによって左右されます。自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスで決定しますが、現代人はこのバランスの乱れ(崩壊)がとても激しいようです。このことが、自然治癒力のある・ないに強く影響しています。
自律神経の正常なバランスは、血液検査をして頂くとわかります。詳しくは、治療日誌の体験談の「ガン」の項目をお読みください。
自然治癒力は、怪我の傷跡が自然に皮膚再生されたり、骨折の骨が自然につながったり、疲れが寝たらとれるなどの機能の事をいいます。東洋医学では、この自然治癒力の働きを高め、病気を治すといった説明がなされています。西洋医学では使うことの少ない言葉ですが、西洋医学であろうと患者の自然治癒力無しには、術後の成功はあり得ません。でも西洋医学は、この言葉を使いたくないのかもしれませんね。
そして自然治癒力が低下した身体にガンや病気が発生すると考えます。その自然治癒力を、わかりやすく図にすると以下のような感じです。
ここでさらにわかりやすく、自然治癒力を基礎的治癒力と積極的治癒力とにわけます。
自然治癒力 = 基礎的治癒力 + 積極的治癒力
この基礎的治癒力が低下すると、身体の防衛機能が低下し病気にかかりやすい身体になってしまいます。この結果が現れた目安として、基礎体温だと考えれば良いでしょう。ノボセに騙されないように!
更年期障害の患者の体験談・・・恐ろしいコンピューターの停止状態
福岡市在住 40才 女性・・・温熱チェック(ガン反応無し)
初診での問診
典型的な更年期障害 : 2年前から酷くなり、リフレクソロジーの仕事をしていたが継続できず、電話対応のOLの仕事に変わった。一日中身体が重く、頭がクルクルと回っている。疲れ過ぎの睡眠なので倦怠感が強く、朝起きても気分は最悪で、手に力を入れても握り拳すら握れず、心臓はドキドキする。身体は痩せているが水分がたまりプヨプヨして、夜はストレッチで筋肉を伸ばさないととても眠れない。前日の夕方、突然ムチウチのようになり首すら動かすことができなくなった。肩こり・首こり・腰こり・仙骨のこり・足のこり・腕のこりと全身のこりが耐えられない!
問診を初めて間もなくすると泣き始め、ずっと泣いていた。安心してね!暫くすれば良くなるからね!数日の辛抱だよ、大丈夫だよ〜、と声をかけると益々泣き出してしまった。あまりにも辛くて辛くて堪らなかった日々が思い出され、涙があふれてきたそうな!2、3分席を外していた妻は、私が泣かしたのだと思い、様子を伺っていたようだ!(お前じゃないんだから、俺は泣かさねぇ〜!と言ってやった。)
■既往病歴 : 20代前半から皮膚トラブルで抗生物質を10年に渡り飲み続け、30代前半から睡眠障害で精神安定剤を5年ほど飲むが体調を崩し、症状改善が全くない。
コメントと考察
1、身体が機能停止状態。生命維持機能を最低にし、植物人間のようにエネルギーの節約をしているかのようだ。まるで90才過ぎの超高齢者。
2、手・足の冷えは酷く、顔はノボセて真っ赤な状態。現在の顔色を確認させようと手鏡を渡すと、嫌がって見ようともしない。
3、身体がいうことを全くきかず、身体の奥の関節・筋肉が強く硬直している。
4、身体が冷え、鼻水でグシュグシュいっている。
5、心臓のドキドキは、甲状腺の機能低下の疑い。
6、典型的な更年期障害で、鬱(うつ)病になっていないのが幸いだ。
初回の温熱治療とチェックの結果
■温熱ベッドで40分後、心臓がドキドキするという。甲状腺の機能低下を疑いチェックすると、10秒以上熱くもなく熱反応がない。驚くべき機能低下状態である。やはり心臓の不安やドキドキは、甲状腺機能低下症を疑って間違いなかった。
■機能低下が著しいので、通常の治療はできないので、徐々に温熱を入れる方針にした。
■温熱治療後、右足先が冷たい感じがするというので、実際触らせるとポカポカしている。脳幹神経まで届いておらず麻痺しているかのようだ。
治療:2回目
治療院に入ってきた顔色は、前日の赤くノボセた顔色とは違い、随分落ち着いている。それを伝え手鏡を渡すが、見てくれない。余程赤いノボセた顔がコンプレックスなんだなぁ!(笑い!)身体が少し軽い気はするそうだ!
2日目のカウンセリング:生活習慣のチェック
●真冬の2月だというのに、朝は髪を水で濡らしジェルをつけている。20才くらいから。
●ベッドに寝ていた時もあったが、腰が痛くなったので、布団を敷いて寝ている。マットレスは使用せず敷き布団1枚。布団カバーは1月に寒いと感じ購入。マットレスの役割を説明し、マットレスがないので、とりあえず布団2枚重ねを指導。
●風呂上りはタオルドライをした後、ドライヤーは使用していない。あり得ない生活習慣である。当然だが3回はドライヤーはかけるように指導。
●自宅ではスリッパを必ず履くよう指導。ジュウタンの部屋でくつろぐが、クッションを使用していない為、お尻が冷えて当然なので、クッションを使用するよう指導。
●炊事は全て水を使用。お風呂洗いも水を使用。あり得ない生活習慣である。
●職場で心臓がドキドキした。
どれもあり得ない生活習慣である。私もそうだという方の声が聞こえる!!朝のジェルやドライヤー1回などは以外に多い。でも自律神経が働いていないと、朝水で濡らしジェルを使用し外出しても、「頭がキーン、ツーン」となる感覚がなくなっているから気づかない人が多いんだよ!ブルータス、お前もか??(ヒョェ〜!)
布団は必ずマットレスを敷き、「温熱の熱」を逃がさないようにしないと、畳に「身体の熱」を奪い去られてしまう。基本の基本だ。温熱治療の熱は、終了して24時間程度は身体の中で活躍してくれるのだから、治療後も24時間は治療中である。私が自宅や職場について行ってまで、治療しているのだ。追加料金はサービスだぁ!
2回目の温熱治療の結果と指示
■治療後トイレで、尿が久しぶりにスッキリでたぁ!とのこと。
■昨日の治療後と比較して、身体がとても軽い!
■仙骨にホカロンを貼って寝るように指示。他の生活習慣も即座に改めるように指導
■全身の筋肉が随分緩々(ゆるゆる)になっている。効果は直ぐでるぞ!
■次は何日、何曜日にしますか?
と聞くと明日も明後日も来たいのですが・・・。私の治療は即効性があり、患者が実感できる治療を目指すので、大概連続に近いケースが多い。そして間もなく復活して社会生活に溶け込んでいく。何と素晴らしいのだろうか?(笑い!)日本の皆さん、東洋医学に目を向けるといい事もありますよ!このままでは、保険が破綻し、日本は滅んでしまいます。
治療:3回目
治療院に入ってきた顔色がすこぶる良いが、鏡はまだ見てくれない。悲しいよね!必ず良くなるから今を見ていて欲しい。将来の勇気に必ずなるから!
●神経麻痺の状態が随分続いてきたようだが、風呂上り、乳液が冷たく感じた。
●炊事も水だけを使ってきたが、その水も冷たさも感じ、水では炊事はできないと感じた。
●冬でも風呂洗いは水で洗ってきたが、とても水では洗えないと感じた。
●布団を2枚重ねて寝ると、とても暖かいことを感じ取る事ができた。
●ホカロンを寝巻のお尻に貼って寝ると、凄く気持ちよく朝まで身体が暖かく感じれた。
●朝起きて身体が動く、頭がフラフラしない、仕事への自信が少し沸いてきた。
●まだ2回しか受けていないが、光が見えてきたと実感した。
3回目の温熱治療の結果と指示
■会社で心臓を押された重い感じがした。血液がいっていなような感じというので、治療でシッカリ甲状腺に熱を入れた。入れるとその場で、70%なくなったといった。
■しかし治療終了後、心臓のダルさを感じるというので、植物人間に近い心臓が活発に働き始めたことを実感させ、夜は早めに寝るように指示!
■筋肉は緩々(ゆるゆる)度は更に増している。(良好!)
治療:4日目
凄い!治療院に入ってきた顔色は、普通の女性と変わらない。赤いノボセた顔色は、ほとんど見受けられず、手鏡を渡すとシッカリ見てくれた。(嬉しい!全てが前向きに感じる)
●身体が軽いんです。動けます。会社の担当部署が変わり、パソコン打ち込みがハードだが、身体は持っています。何とか大丈夫みたいです。
●頭もフラフラしません。
●身体も朝までポカポカ温かいんです。それでも顔は赤くなりません。
●3回しか受けていませんが、このまま行けば普通の生活に戻れます。
●仙骨まわりの特に右の筋肉が硬い感じがします。
更年期障害の大変さを感じている方は、この数日の彼女の変化がわかりますよね!!病院で何年も改善されないなんて考えられませんが、西洋医学では難しくとも東洋医学では案外簡単な病気が多すぎます。60%以上の病気や難病は、ある程度の改善しますよ!治療院は閉鎖的な感じはしますが、一度中に入ると距離感も近く、とても人間味あふれています。思い切って近くの治療院を訪ねてみてくださいね!
4回目の温熱治療の結果と指示
■会社で1日中パソコンの打ち込みをしていて、心臓が重く押さえられる感じがしたというので、甲状腺に熱を入れると、とても気持ち良く感じたそうだ。
■鼻水のグジュグジュ感が初日からすると70%程度は、激減している。
■仙骨まわりの筋肉を整体する。
■全身のほとんどの筋肉が緩々(ゆるゆる)になっている。凄いの一言!
5回目の温熱治療の結果と指示
日曜日の治療を1日お休みして、5回目の治療を行ないました。治療院に来た彼女は、ほとんど健常者です。1週間ほど前まで、あまりの苦しさのあまり泣いていた本人などとは誰が見ても思えません。全身から放つオーラも別人です。○○さんはそんなに美人だったんだね!ノボセた赤ら顔ではわからんかったわ〜!(大笑い)といってしまいました。身体の不自由もほとんどなくなり、身体を自由にねじれるようになって喜んでいました。恋愛の話がでるなど、エネルギーが爆発し始めています!(笑い!)
私達も嬉しいです!治療の喜びを実感します。
■実は、この段階では彼女は基本的治療のみで、まだ積極的治療(本治療)は施していません。ところが既にこれだけ回復してます。
病気は緩々(ゆるゆる)で改善する
何故緩々(ゆるゆる)で改善するのか?といえば、ガンで説明すると、ガンは嫌気性細胞であるから、血液が流れ込めば存在できない。つまり血行が悪い所でないと生じない。リューマチや脊髄狭窄症などの難病も血行が悪くなって生じるもので、他のほとんどの病気もそのようです。
この2つが揃って初めて、ビンゴのようだ。
治療してきた実感ですから、同じ治療家でわかる人にはわかるはずです。
ガンはガン細胞が生じても、血行障害が無ければ芽もつめる。ヘルニア(脊椎狭窄症も同じ)の患者も、レントゲンで神経が圧迫されていようとも血行障害が無ければ、痛みはでないようだ。現にレントゲンで圧迫されていても痛みのない健常者は大勢いる。
整理すると、
ある「物理的原因を1」とすると、「血行障害が2」。 ⇒ 1 + 2 = 病気
で初めて病気や病名がつくと考えます。
だったら「2の血行障害」を無くす為に、全身の筋肉や腱の硬直を無くし、血行障害を改善すれば、病気は改善すると考え治療してきました。だから緩々(ゆるゆる)を目指すのです。とてもシンプルでしょ!また内蔵の凝りを取りやすくするため、酵素剤(飲料)や抗酸化飲料や微量金属ミネラル剤を利用したりもします。
鍼でもお灸でも、整体やカイロプラクティックでも、必ず良い結果が出る頃にはシコリが解け和らぎ、ある程度緩々になっていますね。そうしない限り改善しない。だとすれば自律神経の副交感神経というコンピューターを見方につければ、もっと緩々(ゆるゆる)を目指せるのでは!!
一方西洋医学では、1の物理的原因を外科手術で取り除こうとしますね!考えてみれば、どちらか一方を無くせば病気が改善するのですから、2の血行障害を改善した方が身体の負担もなく、他の病気予防にもなるというものです。あなたは、どちらを選びますか?1の前に2をやってみて、ダメな場合に1の手術をしても遅くは無いはずです。
このように考え2の血行障害の治療を目指してきましたが、結果をみるとさらに実感します。おおよその病気や難病にも対応できる考え方で、即効性とQOLの上でも良いかも!!と思います。
自律神経の治療理論
このサイトの中で、病気の原因は自律神経が重要だと伝えてきました。これは家庭の医学などの本にも書かれ、西洋医学が科学的な見地から理論づけています。
⇒ 例えば、ガンは免疫機能が働き、ガンの芽を摘む事で身体を守っていると書かれ、更年期障害は、ホルモンバランスが崩れる事によって起きると書かれています。また、自律神経失調症様の症状、脈が速くなる(頻脈)、動悸がする、血圧が激しく上下する、耳鳴りがする、腹痛、下痢、微熱、生理不順、勃起不全(ED)といった症状が出現することなども書かれています。精神症状、情緒不安定、不安感やイライラ、抑うつ気分など精神的な症状にも、自律神経の働きが大きくかかわってくると説明されています。
科学的見地から西洋医学の示す通りに自律神経が重要ならば、自律神経の治療を最優先させ、素直に治療方針と理論をたてました。すると爆発的な回復を見せるんです。
更年期障害の大変さを感じている方は、この数日の彼女の変化がわかりますよね!!病院で何年も改善されないなんて考えられませんが、西洋医学では難しくとも東洋医学では案外簡単な病気が多く存在します。60%以上の病気や難病は、ある程度改善しますよ!治療院は閉鎖的な感じはしますが、一度中に入ると距離感も近く、とても人間味あふれています。思い切って近くの治療院を訪ねてみてくださいね!
ちなみに彼女(更年期障害)は基礎的治療の段階で、積極的治療はしていません。それでこの回復力ですから、いかに自律神経の治療が大切なのかがわかってもらえると思います。積極的治癒力は、積極的治療によって発動させますが、人間の治癒力とは凄いんだなぁ、と関心します。
当サイトの管理人について
当サイトの管理人について紹介しています。
と電話に出ますので、
「ホームページを見て、予約をしたいんです。」
とおっしゃってください。
ご紹介の場合は、ご紹介者のお名前をお願いします。
1、ご希望の日時と時間帯
2、お名前
3、病名をお伝えください。
詳しい症状は、初回目のカウンセリングでお尋ねしますね。
ご予約当日は、予約時間の5分〜10分前にお越しください。
迷われましたら、お気軽にお電話ください。
どうしても詳しい症状をお話ししたい場合は、15時以降でお願いします。
施術中でお話できない時は、お電話の時間を指定させて頂きます。