難聴・メニエル・耳鳴りなどの治療日誌と体験談

• 耳鳴り。→ １３年前に耳鳴りが発症。
• 難聴。→ ２年ほど前から起きる。
• 処方箋薬局の薬剤師に衝撃の一言！！→ 病院では難聴の改善は難しいと聞かされる。
• アスリート、兼スポーツコーチ。→ 競技コースの設定ができなくなった。
• うつ病　又は擬似のうつ病と見立てた！！→ 初診のカウンセリングに感じた。

アスリート兼、コーチとして活躍されている方だが、現役の引退を考えているようだ。それほど思考が巡らず、身体が動かないという。紹介者もこれを相談されて私の治療院へへ行くように紹介したそうだ。
私はカウンセリング時、うつ病（擬似うつ病）だと感じた。脳に血液が供給されず、思考停止、運動能力が一気に低下したようだ。

彼は普通に生活していて、うつ病（擬似うつ病）というような自覚は全くなかったようだ。

アスリートとして、一般の方よりも身体は動いているのだから。自覚が無くても仕方がないだろう。私が疑ったのは、「コース設計を短時間のうちに１０コースほどできていたが、現在は１コースをやっと作る感じで、意欲もわかない。」という言葉から「うつ病か、擬似のうつ病だなと感じた。

うつ病は、脳の前頭前野（脳化垂体を中心とした）の血流障害から起きる。アスリート兼コーチという事で、屋外での活動が中心なので詳しく日々の活動内容をお聞きした。雨の日も当然同じように活動され、濡れた髪の毛も放置の状態で３０年活動されてきたという。

このようなケースは良くあることだが、髪や頭皮が濡れたままでいると脳の血流障害は簡単に起きてしまう。そしていつものように○○○はしてますか？と尋ねると、子供の頃からしたことがないという。「子供の頃からした事がないという方＝うつ病（ほぼ１００％）なのだ。」私の治療経験から、このキーワード＝うつ病、または擬似のうつ病なのです。

当然ながら頭部の経絡治療では、後頭部、側頭部、前頭部と全て反応する。頭部のうっ血は、甚だしいため、うっ血をシッカリ取り去り、気の流れを通すように施術した。

難聴で通う病院の処方箋薬局の薬剤師から病院では難聴の改善は難しい、と聞かされ途方にくれた。しかし薬剤師さんが本当のことを教えてくれたので、ちゃんと治すことができて良かった。

５回目の治療に来られた時、嬉しそうにこういった。まだアスリートとして活躍できそうです。身体も頭も働き始め、やる気がでてきました！！ズット耳の奥でなっていた耳鳴りはほとんどなく、難聴はあるけど、聞き取りにくい音がほとんどなくなった。ということでした。

難聴になる前、海外でのアスリート活動のハンディをなくす為に英語力が大事だからと、英語の勉強を始めたが難聴が酷くなり中止したそうです。しかしまた英語の勉強ができると笑って嬉しそうだった。

初回目の治療時、うつ病を改善すれば全て改善してくるのでは、と感じた。結果、この感覚は当たりだったようだ。早々にうつ病が改善し、３ヶ月が過ぎる頃には難聴も完全に改善した。冒頭に難聴・メニエル・耳鳴りは、うつ病と治療ポイントもダブり、兄弟関係にあると書きましたが、本当に私の治療ポイントは同じなんです。人によりどちらの病気が先に発症するかなどは違ってきますが・・・。

問題の難聴も３ヶ月を過ぎる頃には改善した。
紹介者の方がこういっていた。「コーチが元気になりすぎて、練習が厳しく、指摘も的確で、要求もレベルが上がり大変になった。生徒はみな元気になる前の方が良かった。っていうんですよ！！」。私は治療家冥利に尽きるお言葉です。と告げ、再度同じ病気を繰り返さないように完璧に生活ポイントを教えましたので、２度と同じ病気にはなりません。残念ですが！！そういって２人で大笑いしました。

そして彼は海外の競技へ復活していかれました。