アトピーの正しい食事　　食事回数

玄米菜食の向き・不向き

アトピーの食事方法は、巷にあふれています。
特に玄米食は賛否両論です。
マクロビオティックの土台となっている食養法です。
穀根菜食中心で肉魚は取らないというものですね。

肉食の良し悪し、玄米菜食の良し悪しは症状の程度で随分違います。
治療院だからこそ気づき、構築できたノウハウを説明していきます。

＜そもそも玄米食が何故良いのか？＞
栄養価が高いから？
毒素を排泄するから？

栄養価が高いからなどは近年言われ始めたことです。バカバカしい限りです。
玄米の最大の目的は「浄血」です。考え違いしないでください。
排泄作用が高められ、血液が浄化されるから良いのです。

玄米の向き・不向き

酷いアトピーの方　　　　玄米は不向きです。
軽いアトピーの方　　　　ＯＫです。
リンパ液の出ている方　　玄米禁止。毒素排泄がさらに激しくなります。
乾燥してゴワゴワの方　　ＯＫです。落屑（脱皮の角質）は多くなりますが、皮膚再生には役立つことが多いです。

お勧めは白米や五分づき米に雑穀や麦などを入れて食べてください。

アトピー患者の特徴

１、お腹が硬い　　　　　　　６、長年ステロイドを使用
２、筋肉・関節が硬い　　　　７、大人だが、リンパ液がでる
３、手足が異常に冷たい　　　８、肋骨の動きがない　呼吸が浅い
４、お腹が冷たい　　　　　　９．便秘がち
５、中肉からやせ形である　１０、甘い物、糖質が多い

上記の７項目の赤い文字は、全て消化器が弱いため、体に現れたサインです。

２種類の差は、消化器（胃腸）がどれだけ弱くなっているかです。
弱くなっている方は基本的にリンパ液が出ています。玄米は不向きと考えて間違いありません。
とは言ってもアトピーの方は消化器が弱い方がほとんどです。施術しますから断言できます。
また玄米食を続けたことで、４，５年先に胃腸が弱ってくる方が多いのも玄米食・マクロビオティックの事実です。

どうしても玄米を利用したい方は、２４時間水につけ置き、発芽玄米にしてください。
発芽前の玄米は、植物特有の毒素をもっていてアトピー悪化の要因でもあります。
発芽させることで毒素は失われます。

同じく胃腸の弱さから起きるパニック障害

当院はパニック障害の方の治療も多いのですが、これも胃腸の弱さが原因で起こっているようです。
精神安定剤などで治らないのも良くわかります。それどころか精神安定剤は強い化学物質なので、胃腸に深いダメージを与え、改善を悪くしているのが実態です。胃腸から呼吸障害が起きたり、胃腸から不整脈が起きたり、これらの発作に不安を感じて脳が反応するのが、パニック障害です。ですから胃腸から起きる発作を改善させてあげれば良いのです。１５回程度の施術で改善される方が多く、仕事もできずに引き込んでいる方なら連日で施術を受けると早いです。病院治療を３カ月、１年やっても治らない方、大丈夫ですから早めにお越しください。ポイントは胃腸の雑菌・カビ（真菌）対策なので、アトピーの皮膚表面と同じことが胃腸で起きている方々のようです(笑)
どんな病気も本当の原因を見つけて生活習慣を含めて対処する。だから生活習慣病って言うんです。

食事回数　　酵素ファスティングの勧め

食事回数、ファスティング、これも賛否両論です。
結論から言いますと、１日２食　昼・夜がベストです。
夜が８時を過ぎるなら朝、昼。
日本人は食べ過ぎています。
食べ過ぎがアトピーの硬い胃腸や筋肉を生み出す根源です。
特に炭水化物が多すぎます。

必須事項として、酵素ファスティングは絶対に入れるべきです。
休肝日ならぬ、休胃腸日（笑）
ファスティングさえできない人間がアトピーを改善できるのか？
どう思いますか？
アトピーが難解な病がゆえに、あの手この手を覚えるべきです。
ソルトブラッシュも手軽に腸内洗浄できますね。次のページに紹介しています。

休胃腸日を設けられれば、自己抑制が効かずに甘い物を食べるということもなくなります。
その為に必要となるのが、１日２食です。
１日２食にできた方は、ファスティングは簡単にでき始めます。

ファスティングと不食の違い

「ファスティング」は食べてはいけない強い意思が必要なものと捉えます。
しかし「不食」と捉えると気持ちが楽ですし、お腹が本当にすいたら食べれば良いのです。
これなら初心者でも出来そうな気がしませんか？

私はここ１０年ほど、１日１食、夜（７時）が基本です。昼（２時）はサラダとおにぎり半分程度頂く時もあります。忙しい時は昼食べることさえ忘れてしまいますね（笑）食べないので治療中の集中力も落ちません。満腹になるとヒラメキも指先の感度も鈍くなってしまいます。
朝、血糖値を上げる食べ物を何も入れていませんから昼もお腹がすきません。整体をやる程度で運動は何もしていませんから、腹も減らなくて当然です。糖尿病の危険もありませんね。治療家は患者の身体を患者以上に感じる必要があり、指先で感じ脳で察知することが大切だと考えます。

笑っていいともで司会をしていたタモリさんが、一日１食だと言っていました。集中するために最初は始めたそうですが、ハードを乗り切るためには減食することを身をもって知っていたようです。

食べろ食べろと家族が言うから食べる。それは自身の意思の弱さです。本当に治したいなら自分の意思で決め、他人のせいにしてダメ。今ある体が自分の歴史、もしも将来をかえたいなら、自分の意思で決めるが重要です

酵素ファスティングのメニューは、酵素の購入の方に無料でお知らせしています。１４日ほどのメニューです。
ご希望の方はメールで「酵素購入」とお知らせください。酵素１本が７５００円（５００ｍｌ）×２本です。
私と２週間メールしながら頑張りましょう(笑)

食事でカユミを抑える最善の方法　　糖質制限

糖質制限も賛否両論です。
砂糖や加糖、炭水化物が大好きな方が多く、摂りすぎがアレルギーは引き起こしているようです。
だから糖質制限は非常に的を得ています。当然控えればカユミは落ち着きます。
現代人の敵は、糖質です。癌も糖尿病も同じです。

体に存在する糖質はわずか１～２％です。
しかし私たちは一体一日何kgの糖質を摂取しているのか？
摂りすぎであることは明白です。

糖質となる炭水化物・甘い物

チョコレート
ケーキ
ご飯
うどん
パスタ
パン
果物（糖度の高い物）
砂糖
果糖ブドウ糖液糖（砂糖の５０倍）を使用した甘いドリンク

たった１～２％の炭水化物を補えば良いものを脳のエネルギーと言って糖質を過剰摂取します。
特に砂糖を多く使う料理、お菓子、ケーキは厳禁です。
日本食が健康食であれば、こんなにアトピーやガンで苦しまずにすむのです。
アマゾンやパプアニューギニアにはアトピーはいません！！

休胃腸日と同じです。糖質を制限する気持ちを持ちましょう。
その為に必要となるのが、１日２食です。
朝食を抜き、血糖値を上げなければ自然と糖質は制限されるようになります。私を信頼してください(笑)
砂糖は脳を犯す「麻薬」です。危険ドラッグといっても良いでしょう。

アトピーの方は、まず糖質制限は実践してください。

牛乳・ヨーグルト（乳製品）・粉ミルクは絶対禁止　　　脱牛乳

脱牛乳！！
これは絶対約束してください。バスピコや生活習慣を変えても、アレルギー誘発物質である牛乳を飲みながらアトピーを改善させることは、１００％不可能なことです。
アトピーの方は成人、赤ちゃん、子供を問わず、牛乳・ヨーグルトは絶対禁止です。
赤ちゃんを粉ミルクで育てるのはやめましょう。アトピーは悪化の元です。
母乳、もしくはシッカリ離乳食（裏ごし）作ってください。

牛乳・乳製品を中止すると、徐々に新たな炎症反応が起きにくくなり、自然に落ち着いてきます。
牛乳は牛の赤ちゃんの飲み物です。
大人の牛でさえ飲まない牛乳を何故人間が飲むのか、笑えますね。

牛乳に含まれるたんぱく質はカゼンインたんぱく質といい、日本人の消化液では消化しにくく、未消化のたんぱく質が吸収されアレルギー反応を高めてしまいます。

例えばアトピーに無縁の成人の方が、毎日牛乳を摂り始めるとします。
すると数か月後には、目の上や顔、首などの痒みがでてくることがとても多いです。

マクロビオティック

日本名 / 玄米菜食　久司道夫氏が広める
日本から生まれた世界をリードする食事法です。世界の高級ホテルではマクロビオティックメニューがないホテルはない。とさえ言われ、アメリカに渡って活躍した久司道夫さんが日本人として初めてアメリカ国立歴史博物館のスミソニアン博物館に殿堂入りを果たしているほどです。とてもユーモアにあふれた方で、２０年前にお会いした時に記念撮影までお願いしました（笑）

マクロビオティックや玄米菜食、菜食主義を忠実に実践すると、あるデメリットが生まれます。
危険とは書かれていますが、最大のデメリットはネット検索しても少数しかでてきません。
致し方のないことですが・・・。

最大のデメリット、何だかわかりますか？

それは体の潤滑油や細胞膜の脂切れで、ギシギシ感が生まれ、筋肉や関節が硬くなることです。
内臓や腸の脂も玄米の糠（ぬけ）成分で脱脂され、硬くなってしまいます。
そして皮膚の脂質（セラミド）成分が足りず、角化不全（アトピー）が著しくなります。
最終的には痛みが襲います。脱脂が激しいので、女性は生理が止まります。

脂質はお肉に多く含まれます。

お肉は悪い物というニュアンスの昨今ですが、肉も魚も必要です。
本当にアトピーや現代病に悪いのは、糖質、炭水化物の摂り過ぎですから。

現在、世界中の学者が縄文時代を研究するために日本を訪れています。
エッて思いますね！！実は世界中で１万年以上続いた文化は、縄文時代以外にはないそうです。
私たちは日本人である前に「縄文人」です。
何故、遺伝子をつなげたのか？全ての答えは縄文時代にありそうです。

弥生時代に稲作文化は始まり、現代までたった２５００年、炭水化物の摂り過ぎで私たちの体は壊れ始めているようです。
１万年という縄文時代は、狩猟で肉食や魚介類を中心とした文化であることに気づいてください。

脂質欠乏が起きると、女性は生理が止まります。
アトピーもガンも疑うべきは、糖質（炭水化物）なのですから！！

マクロビオティックを実践している女性が治療に来られた時のことです。
「子供が欲しいのですが生理が止まったままです。治したいのですが・・・。」
私はこう伝えました。
「マクロビオティック生活を中断しないと生理は始まりません。」
「マクロビオティックもデメリットがあるんだよ？知ってる？」
「ええぇ～！！」
彼女はマクロビオティックを５年前から継続、その途中生理が止まったというので間違いありません。
脂質欠乏から生理が止まったのです。
マクロビオティックのインストラクターの方なので最初は葛藤がありますよね。
縄文の私たちの祖先は、炭水化物の少ない中、いわゆる狩猟生活（雑食）で命と遺伝子をつないできたのです。

あの手、この手を実践する　　指導者は膨大な臨床経験が求められる

難治症であるアトピーは、あの手この手を良いタイミングで実践することが大切です。
人と同じことをやり、当たり前のことをやっていても希望は持てません。
かといって間違った情報が多いので要注意です。

我々治療家にも経験に基づいた熟成されたノウハウが必要になってきます。
"薬を使うのではなく、あなた自身の身体があなた自身を治していく。"
個人の経験も含め、多くの患者さま方があってこそのノウハウを公開しましょう。
どうぞ、お役立てください。

アトピーで迷子の方は、迷子から脱してください。それが喜びです。

バスピコ、食事回数、糖質制限、酵素ファスティング、腸内洗浄、ソルトブラッシュ、アルカリ水、セルフメンテナンス、ストレッチ。
入浴環境、寝具環境、居間の環境、季節の洋服アイテム、自分でも考えてください。
そして奥義は、訃幻流の温熱らせん整体による独自の治療メソッド！！

もしもあなたが私の前に現れ、改善したいと言われれば、間違いなく改善するでしょう。
それが経験とノウハウです。

人生生きるか、死ぬか　悪くない経験！！

２０年前３１才で肺がんを患い、肺がんを自身で克服したのちに今度は全身の重症アトピーが発症。免疫の低下から肺がんにかかり、次は上昇した免疫が暴走し、アトピーが発生したという何とも大変そうな私の経験です。この肺がんの克服のため、玄米菜食や温熱療法、酵素ファスティング（断食）、サプリメント、電子治療院に通い、自宅ケア、生活習慣改善など５本も６本も矢を射ました。お陰様でがんを克服、しかし克服後がんより大変な全身のアトピーに襲われます（笑）
２０代の私は若いながらに法人会社を運営し、福岡を拠点に東京に支店を持ち、全国を飛び回り、じっとする間もない生活でした。
食事は立ち食いうどんやカレー、ホテルに弁当を買って帰り食事、菓子パン、お風呂は朝シャワー。
こうして皆さんに指導できるような生活は微塵もありません。

「病気は気づきを与えてくれる」
良く聞くフレーズですが、肺がん宣告を受けた私はそれまでの生活を１８０度転換しました。
１８０度、全く真逆の生活です。
食事は玄米菜食、夜は早めにしっかり入浴、睡眠１０時間、仕事においては１年半ほど何もしませんでした。
肺がんとアトピー闘病記を引きこもって書いていました（笑）

よく生活できたものだなと思います。もちろん電気もガスも何度も止められました。
妻は、そんな私に寄り添いアルバイトをして生計を立ててくれました。
まだ結婚前のただの彼女です。
いつ死ぬかわからない、明日さえ見えないのに！！
私の復帰後、治療家を目指し２人で日本総合治療センターを立ち上げ、現在に至っています。

この闘病生活のお陰で、私は治療家という天職と力強いパートナーを与えてもらいました。
闘病記を見せて欲しい、３０才の息子さんがアトピーという老夫婦からの依頼でした。
これが発端となり、闘病記がアトピー患者さまに渡り読まれることになったのです。
「一時は肺がんで死ぬのか？」
不安で眠れない日々もありました。
アトピーで闘病中の皆さん、本気で治すには摂生する、養生することです。
甘い物を食べ、３食食べ、好きなように生活していては改善しません。
あなたはアトピーを改善するために何を努力しますか？

生き方が問われているのだと思います。