皮膚再生のメカニズム

バリアー機能の再生と雑菌処理がポイント!

アトピー画像

皮膚再生のメカニズムのポイントは、2つです。

(1)雑菌処理 ・・・ 清潔

(2)バリアー機能の強化・・・ 保護膜の再形成

みなさん、雑菌処理を忘れていませんか?
雑菌処理を忘れると嫌な臭いが体臭化してしまいます。


バスピコの入浴剤は、(1)、(2)を目的に強化します。
(1)は雑菌対策を安全で刺激の少ないクリンスプレーで行い、バリアー機能を強化します。
(2)は皮膚再生の要、バリアー機能強化のために常在菌を代用することを目的としています。

バリアー機能や角質をを失った皮膚は、うるおいを無くし強いかゆみをともないます。その為にかゆみ止め、保湿剤、副腎皮質ホルモン剤(軟膏)などの製品があります。ところがこれらの製品はバリアー機能の常在菌の働きを無視した製品が多く、常在菌を殺してしまいます。そしてかゆみを抑えることも難しく皮膚再生などは期待できません。

バスピコ入浴で失われたバリアー機能(常在菌)を代用し、雑菌処理して保湿します。
乾燥が激しくリンパ液もでる、ゴワゴワ感も強い方は、皮膚表面を天然素材のスカーフガーゼで保護してください。私の勧める天然素材のガーゼは、皮膚の常在菌を守り、雑菌やブドウ球菌の繁殖を抑制しますので、取り替え回数が減り改善が早くなります。驚くほど静電気も無くなります。

トラブル肌には共通してバリアー機能がないため、雑菌繁殖旺盛!!

皮膚メカニズム

バリアー機能とは、皮膚表面を覆っている皮脂と水分の乳化した保護膜のことです。特に保護膜の中に存在する常在菌が重要で、乳酸菌や酵母菌(生産物含む)がそれに当たります。バリアー機能を再生する様子をイラストで解説していきます。

アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルが起きるとバリアー機能が破壊され、皮膚表面の角質が剥がれてしまいます。かゆみをともなう皮膚トラブルは、バリアー機能や角質を失うとさらにかゆみを強く感じるようになります。そこに驚くように雑菌が繁殖するようです。

以下のような状態でも綺麗になります。改善ステップに掲載。

治療開始前の状態の写真

アトピーの正式名称をご存知ですか?

アトピーの正式な名前を知らない方がほとんどです。しかしこの名前がわかると改善させるポイントがわかってきます。悪化させるポイントもわかってきます。

アトピーを皮膚生理学的にいうと「皮膚の角化不全」と表現されます。角化とは角質の形成システムのことです。

真皮層で生まれた赤ちゃん細胞が皮膚表面に上がる途中、角質が重なり合って角質層(表皮)を形成しています。この角質層は14枚の角質が重なりあって出来上がっています。角化不全とは、角質形成ができない角質ということです。つまり14枚あるはずの角質が、7枚とか10枚しかない薄い皮膚のことを言います

だから角質が薄くて保湿できない大人のアトピーは、ゴワゴワと乾燥して硬くなっています。

お薬を塗ると良い菌も悪い菌も殺されてしまいます。
子供の肌でもバリアー機能(保護膜)が薄くなり乾燥して、敏感なアトピーが進んでいきます。この薄くなった角質層を厚くさせてあげることが、角化不全を改善し、アトピーを改善させるということです。

角化不全・アトピー悪化  最低限の基本の考え方!!

登場人物A

角化不全かぁ、雰囲気はわかる気がする!!

登場人物B

角化不全を悪化させる、良くない食事もあるよ!?

登場人物B

皮膚表面の14枚の角質を貼り付けている「のり」の役割が、脂質という体の中の脂なのね。例えば玄米食をするとアトピーが改善すると言われるけど、実践してみると毒素の排泄が激しくなるんだよね。玄米は体から脂質を激しく脱脂して(奪い取り)、皮膚、関節、筋肉、内臓まで脂質がなくなり脂切れで硬くなるんだよね。こうなると改善を悪くして長引く方が多いよね。この脂質は、皮膚表面でバリアー機能(保護膜)を作っているから大切なんだよ。

登場人物A

でも玄米を食べて改善したという話を聞いたことがあるんだけど?

登場人物B

そうだよね。簡単なアトピーには効果的なやり方だと思いますが、症状が重いと厳しいようですね。症状の重いアトピーの方の腹部を施術するとびっくりするほど胃と小腸が硬いのね。つまり胃・腸が弱っている方が多く、消化が悪いこと、そして糠の成分が脱脂することで角化不全が進み悪化すると考えられます。

登場人物A

甘いものが好きなんだけど、どうなんだろう?

登場人物B

良いはずないでしょ!!甘いもの、つまり糖質だね。砂糖と脂が合体すると美味しいね。ケーキやだんごなど甘いものは血管やリンパ管を柔らかくして、リンパ液を出やすくするよ。砂糖を止めるとアトピーが改善するケースはとっても多いよね。サツマイモ、梨、ぶどう、自然の物でも甘いものはダメ。炭水化物は消化されたら砂糖になるから、うどんと稲荷とか、ラーメンライスとか、パスタ三昧もダメだね。

登場人物A

ゲッうそ~、ショックだけど、わかった。だからリンパ液が止まらないんだね!!わたし甘い物とかパスタとか多い気がする。カップケーキとか良く焼くけど、砂糖たくさん入れるよね。

登場人物B

アトピーの方の特徴は甘いものが大好き、硬いものも好きでピーナッツとかアーモンドかな。治るはずがない食事をするから治らない。好きな物を手放さないと綺麗にはなれないね、わかったら実践あるのみ!!

登場人物B

牛乳が一番悪いのは知ってるよね。ヨーグルトも乳製品も好きな方はやめてみるといいね。好きな物を食べてアトピーになるんだから、改善させたいなら中途半端をせずに好きな物を止めてみることだよね。

登場人物A

わかった、玄米と甘いものは脱脂(脂を奪い取る)して、角化不全を
ひどくしちゃうんだね。

登場人物A

質問なんですが、ステロイドの塗り薬を長い間塗ってるから皮膚が
薄くなってるよ~な?

登場人物B

塗り薬を塗るか、塗らないかは本人の選択だからね。でも皮膚が薄くなってることはわかってるんだね。それが角化不全ということだよ。ステロイドは雑菌も常在菌も全て殺しちゃう。常在菌がいなくなると皮膚が薄くなって過敏になるんだね。そんな患者さんを大勢施術してきたので良くわかるよ。

登場人物A

やっぱりステロイドはダメかぁ!!

登場人物B

吹き出すには原因があるってこと、何もないのに激しく吹き出すっておかしいでしょ?原因を見つけて1個1個つぶしていく。このサイトに情報を一杯あげていくから良く読んでね。

登場人物A

うん、わかった。ひとつ質問しても良いかなぁ?
ドライヤーはどうなんだろう?

登場人物B

ドライヤーは絶対かけないとダメだよ。頭皮が濡れていると首や顔に血液が入らずに吹き出したままになるよ。ドライヤーは5~10分おきに3回はかけないとね。髪だけじゃなく頭皮を乾かすんだよ。わかったかな、サボれば改善しないしね。勿論バスピコを入れると体の芯から温まるから、風呂上りは一杯汗がでて2回目、3回目はその汗を乾かすと思えばいいよ。角化不全には冷えは大敵!!

登場人物B

ちなみに髪を洗わない日はどうするか?

登場人物A

えっ、ということは3回かけた方が良いですよね。髪を洗ってなくても体が温まったら頭皮に汗がでますよね。

登場人物B

正解です。じゃ、自律神経について少しお話しするね。
アトピーの方は良く自律神経失調症だと言われます。確かに失調症の方が多いですね。ではここで質問です?冬の寝具の環境を聞きますね。冬にボア(毛布生地)も敷かず、電気敷き毛布も使わずに寝ている方いませんか?

登場人物A

白いシーツが大好きで、あのヒンヤリする感覚が好きです。掻いて皮膚もポロポロだし、血液もリンパ液も付くからシーツにしてるんだけど。

登場人物B

そうだね、ありがとう。待ってましたの答えです。ではお布団に入って痒くなるのは、最初の寝入りの時間と朝方が特に痒くなるよね。その理由ってわかりますか?

登場人物A

えぇ~、温まるから痒くなるんじゃないですか?

登場人物B

はい、待ってました。ではお風呂で湯舟に浸かってる時が一番痒いはずだけど、そうじゃないよね。一番気持ちいいよね!!そしたら布団で寝入りばなに痒くなるのは何故か?答えは冷たい布団に寝て体の熱が奪われ、冷えた自律神経が調整できずに痒みがでます。面白いのはここで汗まで出る方が多いので、暑いと勘違いするんだよね。この汗がまた気持ち悪いんだよね。私も重度のアトピー経験者だから良くわかるんだよ。

登場人物A

あれは暑くて出てる汗とは違うの?

登場人物B

はい、違います。布団に体温を奪われた結果、それまでの水分量を維持したままでは睡眠中に代謝ができにくくなるので、汗として余分になった水分を出しているようです。この汗がでるとさらに痒みが強くなるのよね。自律神経をワザワザ失調させているようなものだからね。手立てとしてはボア(毛布生地)や電気敷き毛布を使うと良いですね。電気のかけ毛布はダメだよ、のぼせてしまうからね。できれば電磁波カットの電気敷き毛布が良いと思います。コイズミの電磁波カットWサイズで6000円位かな。

登場人物A

暑くて出てる汗とは違うんだね、電気敷き毛布の上にボアを敷いて寝ます。

登場人物B

そうしてみてください。幸せな気分で寝れるからね(笑)何故こういった細かな生活習慣に気づけるのか?それは一人一人施術しながらアドバイスし、その結果お肌がどのように変化するかを細かく把握してきたからこそわかってきたことです。一つ一つ原因をつぶしていく作業から始まったものです。東京や名古屋などの遠方の方でも泊りがけで一度施術にきてみてください。自律神経の働きの源である熱量測定や自律神経の電気的な流れもチェックでき、身体のねじれ、歪みなど細かいことを今後どのようにしていけば良いかつかめると思います。

登場人物A

ほっといても中々治らないから考えます。

登場人物B

そうだね、1時間でも2時間でもお話したい所ですが、当院の治療時間内は電話の問い合わせにはお答えできません。目の前の患者さんに集中させてください。詳しく自分の症状を把握したい方は是非福岡の当院にお越しください。きっと疑問や未来が明るくなります。

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